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Beyond Interaction[改訂第2版] -クリエイティブ・コーディングのためのopenFrameworks実践ガイド



Beyond Interaction の第2版がいつの間にか出てましたね。気付きませんでした。

この前、下北の Village Vanguard に行ったらひょっこり置いてあった。


openFrameworks の基本を学ぶ上では、書籍の版は特に関係ないと思いますが、移り変わりの激しいオープンソースの現在を知るという視点からすると、今から買うなら第2版の方が良いんだろうなと思います。


上記と双璧をなす Built with Processing[Ver. 1.x対応版] -デザイン/アートのためのプログラミング入門 もとても良書なので、使用言語は違いますが併せて読むといいと思います。


Processing に関してはクロスプラットフォームで、且つ、スクリプト形式でバンバン書けるという利点からか、一般に利用されている範囲も広いようですし、書籍も多いです。

言語設計者自身が著した ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法 とか、最近だと ジェネラティブ・アート -Processingによる実践ガイド とか。


個人的に、Processing は HTML5 の Canvas を使ってそのままのソースコードを JavaScript で動かすことができる processingjs の存在が大きいと思います。


話を openFrameworks に戻すと、汎用性という点ではどうしても Processing には及びませんが、C++ で実装されていることによる処理能力の高さはやっぱり魅力です。

ハードウェアの持つポテンシャルを最大限に活かすような(またはそれが必須条件のような)作品を制作するのであれば openFrameworks を選択するほうが懸命でしょう。

できることのレシピは、書籍などでトピックを眺めているうちは openFrameworks も Processing もさして変わらないように見えますが、いざ自分でコードを書いて走らせてみると、その違いは歴然です。

書籍にも書いてあった記憶がありますが、できることのレシピにそれほど差がないことを利用して、スケッチは Processing で書いて、実装(清書)は openFrameworks という開発スタイルも全然有りだと思います。

(その名の通り Processing のスクリプトは「Sketch」と呼ばれるプロジェクトファイルに保存して行きます。)


僕個人は初め openFrameworks に惹かれてひと通り勉強してたんですが、Ben Fly さんの ビジュアライジング・データ ―Processingによる情報視覚化手法 の存在が大きく、また、そこまで大掛かりなビジュアルアート作品を制作したりするわけではないこともあって、今では Processing 方を好んで書きます。


#Visualizing #Processing #openFrameworks #Books



SN 2013/07/14 18:20:50

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