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mac_zip_no_dir

mac の右クリックメニューでファイルを複数選択して「n項目を圧縮」とやると、デフォルトでは「アーカイブ.zip」というファイルが出来る。

アーカイブ.zip をダブルクリックで解凍すると「アーカイブ」というディレクトリ以下に選択したファイルがある状態になる。

これと同じことを zip コマンドでやるには -D オプションを付ける(一点違うのは .DS_Store は含まれない)。

 
% ls
file1			file2
 
% zip -D archive.zip file1 file2
  adding: file1 (stored 0%)
  adding: file2 (stored 0%)
 
% unzip -l archive.zip
Archive:  archive.zip
  Length     Date   Time    Name
 --------    ----   ----    ----
        0  10-30-14 23:07   file1
        0  10-30-14 23:07   file2
 --------                   -------
        0                   2 files
 

archive.zip をダブルクリックで解凍すると冒頭で書いたのと同じ状態に展開される。

unzip コマンドを使って展開すると、新しいディレクトリをいちいち作らずに展開できる。

例えば、

 
# archive.zip が圧縮したファイルと同じ場所にある状態で
% ls
archive.zip	file1		file2
 
# 既存のファイルを上書きしたくないなら -n
% unzip -n archive.zip
Archive:  archive.zip
 
# 上書きするなら -o
% unzip -o archive.zip
Archive:  archive.zip
 extracting: file1                   
 extracting: file2  
 
# まっさらのディレクトリで展開するなら細かいことは気にすることない
% mkdir new
% cp archive.zip new/
% cd new
% unzip archive.zip
Archive:  archive.zip
 extracting: file1                   
 extracting: file2