購入して以来いつもデスクトップ脇に置いてる本に「カンフーマック ―猛獣を飼いならす310の技」というオライリーの本があるんですが、何年か Mac を使ってる人でも思わず「へー」と言ってしまうネタが沢山詰まっててお勧めです。
 
 
その中に「全アプリを終了」という、AppleScript を使って小さなアプリを自分で作るハックがあるんですが、つい複数のアプリを立ち上げっぱなしにしてしまう不精な人には特にお勧めなので、本から引用しつつご紹介したいと思います。
(アプリを作るといってもコピペとメニューの選択だけで誰にでもできますので、プログラマでない方もご安心を。)
 

 
1. まず アプリケーション>ユーティリティ の中から AppleScriptエディタを起動します。
 
2. エディタに下記のスクリプトを入力します。
 

tell application "System Events" to set quitapps to name of every application process whose visible is true and name is not "Finder"
repeat with closeall in quitapps
quit application closeall
end repeat
 

(・・・ホント、AppleScriptって独特ですよね。)
 
3. ツールバーのコンパイル(ハンマーのマーク)をクリックしてスクリプトがちゃんと色分けされてエラーが出なければプログラムは問題なしです。
 
4. コンパイルできたら「ファイル」から「保存」して新しいアプリを保存します。ちなみに僕は「quit_all.app」という名前を付けました。「ファイルフォーマット」は「アプリケーション」を選択します。
 
5. 出来上がったアプリをアプリケーションフォルダに置けば完了です。
 
 
このアプリを実行すると Mac の中で立ち上がってる全アプリを終了してくれます(Finder もアプリの一種ですが、スクリプトの中で「name is not “Finder”」としているので終了はされません。)
 
Dock をよく使う人はこのアプリを Dock に追加しておくと便利ですが、個人的には Spotlight から実行すると便利だと思います。
 
 
キーボードで「Ctrl + Space」を押すと画面右上に SpotLight検索が表示されます。
環境によっては違うかも知れませんが、この時点で「q」(アプリ名「quit_all.app」の頭文字)をタイプすると、僕の Mac ではトップヒットに quit_all.app がヒットするので、Enter を押して実行してます。
 
1日の終わりに(ひと通りファイルが保存されていることを確認したら!)、「Ctrl + space > q > Enter」とこれだけで全アプリを終了させることができるわけです。
 
いちいち全部のウィンドウを選択して Command + Q を押すのが面倒だなと思ってる方はやってみる価値のあるハックだと思います。
 
 
 
参考書籍:
 

 
 

追記です。友人から教えてもらったのですがOSが最近のものなら、Command+Qの長押しで全アプリ終了できますね・・・。出先でMacBook(Lion)で試したらできました。
確かめてませんが、昔のOSだと、Command+Option+Qの長押しらしいです。

 
 
 

§1066 · Posted By · 12月 12, 2012 · Development · Tags: · [Print]